🌱 2. 豆の種類・焙煎度を理解しよう
「ネットでコーヒーを買ったけど、思ったより酸っぱかった…」「苦味が強すぎて飲みにくい…」という声はよく聞かれます。その原因の多くは、豆の種類と焙煎度を理解していないことにあります。ここを知るだけで、ネット通販でも自分好みの“間違いない味”を選べるようになります。
☕ コーヒー豆の2大品種:アラビカ種とロブスタ種
世界で流通しているコーヒーのほとんどは、この2つの品種に分類されます。
品種 | 特徴 | 味わいの傾向 | おすすめタイプ |
---|---|---|---|
アラビカ種 | 標高の高い地域で栽培。繊細で香り高く、高品質。 | 酸味があり、まろやかでバランスの良い味。 | 香りや風味を重視する方、スペシャルティ志向の方。 |
ロブスタ種 | 低地で栽培され、病害に強く生産量が多い。 | 苦味とコクが強く、カフェイン含有量も高い。 | エスプレッソ系や深煎り好みの方、ミルク割り派。 |
🔥 焙煎度で変わる味の世界
同じ豆でも、焙煎の度合いによって香り・甘さ・苦味がガラリと変わります。ネット購入時に「浅煎り」「中煎り」「深煎り」と書かれている意味を押さえておきましょう。
焙煎度 | 味の特徴 | おすすめの飲み方 |
---|---|---|
浅煎り(ライト〜シナモン) | 酸味が強く、フルーティーで軽やか。豆の個性が際立つ。 | ハンドドリップやエアロプレスにおすすめ。 |
中煎り(ミディアム〜ハイ) | 酸味と苦味のバランスが取れた王道の味わい。 | ドリップコーヒー全般に最適。初めての通販にもおすすめ。 |
深煎り(シティ〜フレンチ) | 苦味とコクが強く、香ばしさと重厚感が際立つ。 | エスプレッソやカフェオレ派にぴったり。 |
🌸 味のキーワードを見て選ぶコツ
ネットショップの商品説明には、「チョコレート」「ナッツ」「ベリー」「柑橘」など、ワインのような風味表現が並びます。最初は難しく感じるかもしれませんが、以下のようにざっくり理解すると選びやすくなります。
- 🍫 チョコ・ナッツ系:中〜深煎りで甘苦くまろやか。ミルクに合う。
- 🍋 フルーツ・ベリー系:浅〜中煎りで酸味が心地よい。爽やかな余韻。
- 🌰 キャラメル・ロースト系:中深煎りで香ばしく、朝の一杯に最適。
📦 ネット通販での選び方のポイント
- 「焙煎日」や「賞味期限」がしっかり記載されているショップを選ぶ。
- 「おまかせセット」や「焙煎違いセット」で味の傾向を掴む。
- 商品画像よりも説明文の具体性を重視する(香り・酸味・苦味の3軸)。
- レビューで共通の感想があるか確認する(ブレが少ない=品質が安定)。
💡 ワンポイントアドバイス
最初は「中煎りのアラビカ種」から始めるのがおすすめ。クセが少なく飲みやすいため、比較基準を作りやすいです。慣れてきたら、浅煎りのエチオピアや深煎りのマンデリンなど、個性派にも挑戦してみましょう。
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